リコーがトライ!ラグビーのトップリーグから学ぶ「グリーン電力証書システム」とは (2/2ページ)
その証書には、「この証書は、日本国内において平成27年4月から平成27年6月の間に2,000kWhの風力発電を行ったことを証する」と、記載されている。
リコー社はこれまでにも、この『グリーン電力証書システム』を利用しており、2010年から2014年までに、計13試合でグリーン電力を活用してきた。
この『グリーン電力証書システム』を活用する事で、企業は自社に再生可能エネルギーのシステムを持たなくても、地球環境の保全に貢献していることを謳う資格を得られるということだ。
■ 「グリーン電力証書システム」とは
ここでもう一度、『グリーン電力証書システム』の仕組みについて、おさらいしておきたい。
まず、前提として、風力発電などで発電した電気には、電気以外にも化石燃料の利用を削減したことや、CO2排出抑制をした付加価値があるとみなす。
この付加価値を『環境付加価値』とよび、電力と切り離して『グリーン電力証書』という証券にするのだ。この『グリーン電力証書』を購入すれば、グリーン電力を利用したと見なされる(なにやらデリバティブだ、と思ったのは筆者だけだろうか……)。
この『グリーン電力証書』を発行する事業者は、グリーンエネルギー認証センターという第三者機関から認証を得ることが必要になる。
『グリーン電力証書』の購入代金は、発行事業者を通じて、グリーンエネルギーの普及に役立てられるということになっている。
従って、企業などが『グリーン電力証書システム』を利用するほど、地球環境の保全に貢献したことになるのだ。
筆者には、『グリーン電力証書』が免罪符にならなければいいが、という懸念が残るが、皆さんはどう思われるだろうか。
【参考・画像】
※ リコー、ラグビー トップリーグでグリーン電力を活用 | リコーグループ 企業・IR – リコー
※ Ishadow / PIXTA