12分で必ず死ぬループからの脱出を目指すゲーム『Twelve Minutes』 (5/6ページ)

Kotaku


このカーペットの柄は......


本筋には関係なさそうですが、チュートリアルに登場するロビーのカーペットの柄が、スタンリー・キューブリック監督の名作ホラー『シャイニング』のカーペットに似ています。キューブリック監督の「映画の中のすべての要素を使う」という方法が、アントニオさんのゲームデザインへのアプローチに影響を与えたそうです。

「彼の映画は、どうすればその表現媒体を最大限に使うことができるのか? をはっきり認識した最初の例です。例えば『シャイニング』では、撮影に至るまでにカラーパレットや空間レイアウトなど、彼が探求するテーマをもとに全てが展開していきます。私たちの表現媒体の持ちうるツールを理解することは非常に重要です。なぜなら、それらはあなたが伝えようとすることを後押しする要素にも、それと反する要素にもなりえます。アーティストとしての私はこういったことに慣れてはいますが、ゲームデザイナーとしての私には全く新たな挑戦です」とアントニオさん。しかし、カーペットは最終版からは取り除こうと考えているそうです。

アントニオさんは本作の制作に2年間を費やしていますが、製作時間は忙しいスケジュールをパズルのように調整して捻出しているとのこと。しかし、評判が良いこともあり、Steamでのリリースと後々にはコンソールやタブレットでもリリースを予定しているようです。完成までにはまだ1年かかると語っていますが......。



狭いアパートで何度も繰り返される12分間から逃げ出す、トップダウン式のアドベンチャー『Twelve Minutes』。

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