ある日突然左側通行が右側通行に変わる。歴史に名を遺す大規模社会実験となったスウェーデンの「ダゲン・H(右側通行の日)」 (3/4ページ)
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午前4時50分、タクシーは警察の指示で道路の反対側に移った。彼らが左車線を走ることはもう二度とない。
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大都市では、公共交通機関は正午まで通常通りの運行を規制されていたが、夕刻も近くなると、国中の道路の交通の流れは完全に反対になった。
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施行後5日間
この週の日曜日のダゲン・Hでは157件の交通事故が発生している。実はスウェーデンの平均的な日曜日の事故件数よりも少ない。翌日の月曜日には125件発生したが、これもまた通常よりも少ない。
この事実を目の当たりにしたイギリスの交通の専門家は深く感銘を受けていたが、自分の国ではご免だと評した。「祭壇へ新郎新婦が近づく場面を確認した。スウェーデン国民は今ハネムーンを楽しんでいる。結果を判断するのは時期尚早だろう」
施行6週間後
その6週間後には事故件数が通常レベルに戻った。改正直後の事故減少は、ドライバーが慎重に運転していたことが要因だったようだ。それでもダゲン・Hは今後二度と繰り返せないほどの大成功だったと評価されている。
ただし鉄道に関しては、国鉄・私鉄、地下鉄など現在も左側通行である。ストックホルム市で運行されている路面電車は、ダゲン・Hの実施に伴い一旦廃止され、1991年、右側通行の路面電車として復活した。