「4つの財布」を作るだけ! FPに聞いた、「なんとなく将来が不安」な社会人がやるべき貯金術 (2/3ページ)

フレッシャーズ


ちなみに5年間で100万円使うと考えると、毎月の貯金額は17,000円です! 支出のタイミングに備えてきちんと積立てをしておけば、お金の準備に慌てる必要はありません。

3.長期(将来に必要なお金)
子どもの教育資金や老後資金がこれにあたります。将来の不安が漠然としてあるのなら、なおさら準備しておきたいお金です。
世間一般的に言われる子供の教育にかかるお金は1,000万円以上!
文部科学省の「平成24年度 子供の学習費調査」と日本学生支援機構の「平成24年度 学生生活調査」をみても、幼稚園から大学まで全て公立で769万円、全て私立なら2205万円かかる計算になります。
また平成25年に生命保険文化センターが発表した「生活保障に関する調査」によると、夫婦のゆとりある老後生活に必要な生活費は、定年退職後の20年間で約8,500万円(35.4万円/1ヶ月)だと言われています。

数字だけを見ると不安が増す方がいるかもしれませんが、安心していただきたいのはこれだけの金額を一括で支払うわけではないということです。
将来のためにコツコツお金を準備していけば不可能な額ではありません。ただし、そのためには預貯金だけではなく資産運用も考えていく必要があります。長期の運用だとリスクを低く抑えることも可能なので、若いうちから取り組めば安定した将来はグッと近くなるかもしれません。

4.緊急(予備で貯めておきたいお金)
病気や怪我をした際や、冠婚葬祭などの急な出費が必要になったときのために準備しておくべきお金です。
これらはいつどのタイミングで出費が必要になるのかを予測することが難しいため、貯めるモチベーションが続かない方もいるかと思いますが、いざという時にお金が無いと困るのは自分です。最低でも50万円程度は準備しておけるよう、毎月少しずつ積立てをしておきましょう。

いかがでしたか? 将来の不安が漠然としたものでも、4 つの財布できちんとお金を準備しておくことができれば、いざという時に困ることは少なくなるはずです。

「「4つの財布」を作るだけ! FPに聞いた、「なんとなく将来が不安」な社会人がやるべき貯金術」のページです。デイリーニュースオンラインは、貯金お金節約カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る