【冴え女シリーズ(5)】[私のハートもスウィーツに♪]6話(後半)「泣かないでください」 (1/2ページ)
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【冴え女シリーズ(5)】[- 私のハートもスウィーツに♪ -]
■作品概要
漫画家を目指すフリーターの美奈は、アルバイト先の店長兼パティシエ卯月悠にひそかな想いを抱いていた。とある日の休憩時間、他愛もない会話で卯月が語るお菓子への想いを聞くうちにますます美奈は卯月のことが好きになり。たった1時間の休憩の間に恋は実る?
●6話(後半)「泣かないでください」
卯月「ここに来ることで、美奈さんの気分が良くなるようなことがあったらいいなーと思いますし、創作の参考になるようなことがあれば、僕も嬉しい」
美奈「……」
卯月「それにね、僕はクリエイターは不安で良いと思うんですよ」
美奈「不安で良い?」
卯月「常に自分のつくるものに不安を感じて、より良くしようとする。それは決して悪いことじゃないでしょう?」
美奈「はい、」
卯月「自分はとても苦しいんですけどね。……僕も、不安で眠れない夜があります」
美奈「卯月さんも……?」
卯月「新商品の発売前。特殊なデコレーションケーキを請け負ったとき。コンクール前夜。クリスマスやバレンタインの時季。他にもいっぱい」
美奈「だって、卯月さんのお菓子は美味しくて、お客さんにも人気があって……不安になることなんてなにも、」
卯月「自分のことは、いつだって自分が一番確証ないものなんですよ。特に僕は心配性なので、喜んでもらえるだろうかとか、予約はいっぱい入るかなとか審査員は恐い人じゃないといいなぁとか」
美奈「えー?」
卯月「ホントですよ。小心者なんです、僕。……不安だから、心を尽くす。