英語の訛(なま)りってどんなもの? どこまで分からないもの? (2/2ページ)

学生の窓口

「Cockney」(コックニー)と呼ばれる方言です。

映画『マイ・フェア・レディ』でイライザが最初に話していた言葉がコックニーです。『ハリー・ポッター』のハグリッドが話している変な英語もコックニーです。日本語でいえば、コックニーは、コテコテの河内弁か、バリバリの江戸弁といったところでしょうか。

■アメリカ南部はドローンとした訛りになる!

アメリカ国内にも方言はあります。特にはっきりと分かるのが南部の言葉です。昔の西部劇でジョン・ウェインが話していた言葉、といっても若い人にはピンとこないでしょうね。アメリカの南部訛りのことを「drawl」(ドロール)といいます。カウボーイの言葉です。

あいさつの「Hello」(ハロー)は「Howdy」(ハウディ)。皆さんという意味の「You」は「Y'all」(ヨール)といった具合に特別な言葉もありますが、何といっても特徴的なのは、発音です。

その名のとおり、ドローンとしたしゃべり方をするのです。なので、「Howdy, y'all」 は、大げさに言えば「ハーウディ・ヨ〜ル」となります。

■訛り英語は日本人に理解できる!?

相手が丁寧に話してくれる場合、英語に堪能な人なら、だいたい聞き分けられると思います。実際、「TOEIC」という英語能力検定試験では、いろいろな国の人が話す言葉を聞き分ける試験が出されます。

ただ、最初はやっぱり「へ?」と戸惑って何回か聞き直すことになるでしょう。訛りだけでなく、その地方特有の表現や言葉が交じってくるからです。

例えば、「エレベーター」はアメリカではそのままですが、イギリスでは「リフト」といいます。パンツは、イギリスではそのままですが、アメリカでは「アンダーパンツ」、オーストラリアでは「アンディーズ」となります。

相手がバリバリ地元ネーティブで、訛りを直接ぶつけてくる場合や、地元の人同士で話しているときなどは、アメリカ人でも分からないということがあります。

以前、サンフランシスコ生まれの友人とニューヨークの街を歩いていたとき、地元のアフリカ系男性が会話しているのを通りすがりに聞いて、「何しゃべってるか全然分からない」と話していました。日本語でも東京の人に青森弁が分からないのと同じことです。
この他、アフリカ系アメリカ人の言葉や、フィリピンなどその他の英語圏の言葉も大いに訛っています。日本人は英語の発音が悪いといわれてへこむことがありますが、英語は国際語です。日本人の英語は日本英語として、胸を張って訛っていいのではないでしょうか。

Photo(C)FreeDigitalPhotos

(金だらい@dcp)

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