ホラー映画が続編を重ねる度に怖くなくなっていく理由7選 (3/5ページ)
4)観客がすでにルールを知っている

先が読めてしまう
『エイリアン』のゼノモーフは常に謎めいていて、常に新しい形で観客に驚きと恐怖を与えてくれます。私たちは、映画の中のキャラクターと同じ恐怖を感じ続けることができるのです。
その理由は、『エイリアン』シリーズの続編は作り方がスマートだから。前日譚は別として、続編に登場するキャラクターはすでにゼノモーフの存在を観客と同じくらい把握しています。つまり、私たちは作中の人物が観客と同じテーブルにつくまでダラダラと見守る必要がなかったのです。
他のシリーズではなかなかそうもいきません。続編から見始めた人でも楽しめるようにと、キャラクターがワーワーキャーキャーする様子を延々と見せる傾向にあります。そしてオリジナルを知る観客は、その間退屈を紛らわせないといけないのです。
5)ヴィランやモンスターが白昼の下にさらされる
悪役はミステリアスだからこそ魅力的です。思い出してください、ボバ・フェットやハンニバル・レクター、マイケル・マイヤーズ、ノーマン・ベイツがどんな人物で、どんな過去を生きていたのかが知りたかった頃を......。
限られた情報をパズルのように組み合わせ、想像するのはどんなに楽しかったでしょうか!
ホラー映画の続編では、こういった悪役の裏話や過去が明かされることが多々あります。同じパターンで怖がらせるのではなく、ミステリアスなモンスターたちを現実の世界に当てはめ、「出生の秘密」などを語ることで、新たに観客を震え上がらせようという狙いです。
しかし、先にも書いたように、モンスターは謎めいているから怖いのです。