【子どもに読んであげたい絵本】教育家が厳選した、今も昔も「大切なコト」を教えてくれる絵本5選 (3/3ページ)
人や動物も差別することなく接する店員さんの態度に、心温まる一冊です。
(5)『さっちゃんの魔法の手』 たばたせいいち(著) (偕成社)
『先天性四肢障害児父母の会』とそれに関わる人達により、出版が実現した絵本です。
“先天性四肢欠損”という生まれつき右手の指がない障害を負って生まれたさっちゃんが主人公です。さっちゃんは幼稚園での、ままごと遊びの場で「お母さん役をやりたい」と言います。しかし友達から「さっちゃんはおかあさんにはなれないよ!だって手のないおかあさんなんて変だもん。」と言われてしまいます。
深く傷ついてしまったさっちゃんは、家に帰ると「自分がなぜ人と違うのか」と、母親に詰め寄り、幼稚園にも行かなくなってしまいます。でも、ママとパパの愛情あふれる言葉を聞いて、さっちゃんは自分の手を「魔法の手」として現実をポジティブに受け入れて行きます。
幼児は普段、障害者と関わる経験がありません。絵本を通してこれを知ることが出来ます。また、父母の愛情や、幼稚園の先生とのさっちゃんの関わり合いも非常に学ぶところが多い一冊です。
いかがでしたか。
絵本は、子ども向けに書かれたものですが、自分が“親”になってから子どもと一緒に読むと、ハッとさせられることもたくさんあります。是非子どもと一緒に絵本を楽しんでくださいね。