【子どもに読んであげたい絵本】教育家が厳選した、今も昔も「大切なコト」を教えてくれる絵本5選 (2/3ページ)

It Mama

田舎だった環境がやがて人が住み町へ変わり、都会へと変貌していきます。気づけば夏も冬もわからないくらいにまで、町の風景は変わってしまいます。

最初は都会にあこがれていた小さいおうちも、白いひなぎくの花が咲き乱れる昔に戻りたくなります。そして田舎に戻り、普通の幸せを噛みしめるお話しです。

ついつい“進んだ”ものばかりに憧れてしまうこともあるかと思いますが、そんな時に“普通の幸せ”の大切さを教えてくれる一冊です。

■人に、動物に、優しくすることの大切さを教えてくれる絵本3選

(3)『スーホの白い馬』 大塚勇三(著) 赤羽末吉(イラスト) (福音館書店)

この絵本はモンゴルの民話がもとになっていて、モンゴルの楽器“馬頭琴”はこの物語に由来していると言われています。

主人公である、貧しい羊飼いの少年の“スーホ”が、白い子馬を拾います。彼が心を込めて育てたその馬は立派になりました。

ある時、“競馬で1番になった者に姫と結婚させる”という話が伝わりスーホは参加します。レースはスーホの馬の圧勝。しかし、王様は約束をやぶり、馬だけを奪い取ります。そして、馬は死んでしまいます。

スーホは悲しみにくれながらも、この馬の骨と皮で楽器を作ります。小学校の教科書にも採用されたお話です。

悲しいお話ですが、主人公スーホの行動が、動物に優しくすることの大切さを教えてくれる一冊です。

(4)『手袋を買いに』 新美南吉(著) 黒井健(イラスト) (偕成社)

子どもが読むものだからこの程度でいいという妥協を許さない“絵師”の手で描かれた講談社シリーズです。気品のある優雅な絵で物語が展開されています。一冊1,500円と、少々高価な絵本ですがそれ以上の価値があります。

ある日、母狐は凍えて冷たい子狐に「手袋をさせてやりたい」と思い、子狐を1人で町に行かせます。

子狐は、狐だとばれないように、片方の手を人の子の手に変えるのですが、誤って逆側の手をだしてしまい、狐であることがばれてしまいます。でも、店員さんは優しい気持ちにで、お金を確認して手袋を売ってやります。

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