五郎丸選手に学ぶ「アスリートとルーティン」見直される勝利のポーズ、ビジネスにも活きる? (1/4ページ)
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先日、ラグビーの超強豪国である南アフリカ相手に大金星を挙げた、ラグビー日本代表の中心選手、五郎丸歩のルーティンが、今話題になっている。
五郎丸はゴールキックの際に、合掌の変形のようなポーズを見せる。ネット上では“浣腸ポーズ”とも言われているようだが、なんでもこれはイングランドの名選手ジョニー・ウィルキンソンにあやかったものらしい。
もっとも、五郎丸のルーティンは、静岡県では以前から有名だ。彼はヤマハ発動機ジュビロ所属の選手である。ヤマハスタジアムの観客は、彼のルーティンを見るたびに拳を握りしめながらキックを見守っている。
ラグビーに限らず、アスリートにとってルーティンは重要なものだ。一見、競技とは何の関係のない前動作だが、やっている本人にしてみれば緊張を和らげる効果がある。選手にとって、ルーティンという英単語を“願掛け”と訳しても、あながち間違いではないのだ。
伝説的メジャーリーガーであるイチローが、バッターボックスに入った際に見せるお馴染みの動作も、ルーティンのひとつだ。抽象的な表現になってしまうが、“アレ”をやることでリラックスしてゲームに臨んでいる。
その効果は、最近ではメンタルトレーナーも認めている。今回はそんなルーティンについて追求してみよう。
■ 格闘技選手の場合
筆者はグラップリングという格闘競技に携わっているが、自分の周りを見ても試合直前にルーティンを行っている選手は多い。

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ありがちなのは、ストレッチである。例を挙げる。
「A選手は試合前に必ず右のアキレス腱を伸ばす動作をしている、B選手は両肩を伸ばしている、C選手は……」といったことが必ずある。
だが中には、相撲のような四股を大きく踏む選手もいた。