デメリットを提示することで相手に好感を持たせるテクニック (1/2ページ)

商談で相手によい返事をもらいたいときには、つい「メリット」を強調したくなります。自社製品のいいところを懸命にアピールしているのにイマイチ結果に繋がらない……。こんなもどかしい経験をしたことはありませんか? こんなときに活用したい、「デメリットを提示して好感度をあげるテクニック」を紹介します。
■一面提示と両面提示
物事を説明する際には、「一面提示」と「両面提示」という二つの方法が存在していることを知っていますか? 「一面提示」とは、物事のよい点だけを強調して商品を説明する方法のこと。「この野菜は無農薬ですばらしいです」「この製品は当店で最も安いものです」などという宣伝文句が、この「一面提示」にあたります。メリットがズバッと相手に届くという特徴があります。反対に「両面提示」とは、物事のいい点と悪い点の両方を伝えて説明をする方法です。「(虫に食われていることもありますが)この野菜は無農薬で素晴らしいです」「(維持費用は他のものよりもかかりますが)この製品は当店で最も安いものです」など、デメリットについても正直に申告するのが「両面提示」の特徴です。
■両面提示のメリットとは?
あえて自分からデメリットを伝える「両面提示」には、隠されたメリットが存在しています。「悪い点まで自分で伝えてしまうなんて……」と思いがちですが、これこそが大切なポイント。ある程度の知識がある人なら、「うまいだけの話なんてあり得ない」ということを十分にわかっているからです。
いい点だけを伝えられても、「なにか裏があるのでは?」と思ってしまうのが人間の心理です。そこを先回りして、デメリットも正直に伝えることで、顧客は自分で、その商品の価値を判断することが可能になります。事前にデメリットを知ったうえで検討できれば、不安軽減につながります。結果として、商談相手であるあなたへの信頼度も高まるのです。