愛娘に胸張って、明和町のおいしい梨を食べさせたい! (1/4ページ)
群馬 明和町の梨農家、東さん父娘 群馬県邑楽郡 明和町の梨栽培
群馬県の南東部に位置する明和町は、明治初期から梨の栽培が始まったという歴史ある産地です。
収穫期ともなると農家の直売所が県道に軒を連ね、「梨街道」としてにぎわいをみせますが、直接販売が基本なので、市場流通を経ての小売店には滅多に出回りません。
近隣地域からの根強い人気が支えであり、それがおいしさを裏付けているともいえます。

収穫期を迎え、大きく実った梨
しかし梨生産者の平均年齢は70代となり、最盛期には100軒あった農家も今では30軒ほどにまで減少。ここでも、高齢化が進み後継者不足という現実が浮き彫りになってきました。
そこで、町や県、農業普及所、地元JAなどが協力して立ち上げたのが「明和町ナシ産地構造改革協議会」。町内外から梨農家への志ある人材を募集する取り組みを開始したところに手を挙げたのが、東さんでした。
農家としてのスタートもともとはサラリーマンの東さん。旅行業界の記者として活動していく中、観光で街づくりをしている方々を取材します。町を盛り上げるために何をすべきか。本当に楽しそうに考えを巡らせ、実行して行く彼らの様子に心奪われていきました。
「自分が地に足をつけて街づくりをしていくにはどんな職業が良いか」自分で作って加工や販売までできるということ、延いては街づくりまで繋がっていくのは......。
辿りついたのが農家、という選択でした。