【クルマを学ぶ】排ガス規制問題、フォルクスワーゲンが使った「defeat device」とは (2/3ページ)
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今回VWが、クリーンディーゼルとして欧米で販売してきた車種を、米環境保護局(EPA)が調査したところ、『defeat device』の存在が明るみに出たのだ。

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■ 高度化した『defeat device』
『defeat device』は規制当局とのせめぎあいがあった結果、アメリカでは大気浄化法、合衆国法典で1990年より、ヨーロッパでは2001/27/EC指令によって2001年より禁止規定が明文化されている。
にも関わらず、今回問題となった VWの『defeat device』はより高度化な電子制御技術をうまくつかい、テストモードと実走行を判別したようだ。明確な判断基準は明らかになっていないが、速度、エンジン稼働時間、燃料噴射圧、ステアリング操作(の有無)からテストかどうかを判断。
その結果、排出ガス低減装置であるDPF(Diesel Particulate Filter)、EGR(排気再循環)などの性能を調整したと推測される。
センサーや電子制御が高度化したことで、『defeat device』の高度化を誘ったともいえなくもないが、明らかにこれは“ダーティ”な技術であろう。
■ 「defeat device」がなかったら?
実走行時は『defeat device』が働き、排出ガス低減装置が無効化されるが、もしこれがなかったらどうなっていたのだろうか。
排出ガス低減装置が最大限働くと燃費は悪化し、パワーもなくなっていたと考えられる。つまりVWの謳う“クリーン・ディーゼル”のメリットがまったくなくなってしまうのだ。
そのため“詐欺”的であると非難されている。