【嘱託殺人】伊勢・女子高生殺人事件で深まる謎と痕跡を追う (2/3ページ)

東京ブレイキングニュース

「会う予定があったのに、自殺するはずがない」と思う人もいたりするが、遺された側の論理に過ぎない。

 ところで、行方不明のときは、逮捕された生徒とは別の友人といなくなっている。学校側のそのことを把握している。その友人も、波田さんの自殺願望は把握していたのだろう。しかし、波田さんは、なんらかの理由でこの時には自殺をしなかった。一方。自殺ができなかった波田さんは「殺して」と、逮捕された少年に頼んだのだろうか。それとも心中未遂だったのか。

 交際相手と思われるネットの書き込みには、複雑な友人関係になっていた、との内容があるが、真偽は不明だ。

 嘱託殺人で思い出すのは、2001年1月、ネット恋愛の末に、自殺願望のあった主婦を男子高校生が殺害しようとした未遂事件だ。栃木県の私立高校3年生の男子生徒(18)は少年審判の過程で、主婦から殺害を依頼されたことを告白。「あなたが殺さなくても、プロに頼むから」と言われていたことがわかった。主婦は親の介護疲れからか、自殺願望を抱いていた。恋愛感情の末に、相手の願望を叶えるかのような行為だったのだろうか。

 2007年10月、川崎市在住の女性(当時21)が殺害された。神奈川県警は、すでに麻薬特例法違反で逮捕されていた千葉県市原市の男(33)を再逮捕した。男は「デスパ」を名乗り、掲示板を開設。何でも屋をしていた。女性は自殺願望があり、「死ねる薬」を依頼していた。料金は20万円。デスパが与えた「死ねる薬」では死なないものだったため、ビニール袋をかぶって口元を縛るようにいい、デスパは首元を締めて殺害した。この女性の場合、デスパには何の感情もない。

 2014年4月、島根県警松江署は、インターネットで知り合った無職の男性(当時31)を殺害したとして、名古屋市に住む女子大生(18)を嘱託殺人の疑いで逮捕した。1日深夜から2日早朝にかけて、岡田さんの祖父が所有する松江市内の空き家で、岡田さんの殺害した。少女は「殺してくれと頼まれ、首を絞めた」と供述。少女は母親に「ネットで知り合った男性に会いに行く」と言っていた。このときは、室内に練炭があったことから、恋愛感情のようなものはないが、ネット心中未遂ではないかと思われる。

「【嘱託殺人】伊勢・女子高生殺人事件で深まる謎と痕跡を追う」のページです。デイリーニュースオンラインは、女子高生殺人事件嘱託殺人伊勢社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る