広告メッセージに振り回されないで!「デキるママが陥りやすい産後うつ」の原因とは (1/2ページ)
過剰な健康広告は、捉え方によっては、母親の不安を煽るだけではなく、時として子育てまでも苦しめてしまうことがあります。
例えば葉酸は、“妊娠中に必須”といった表現を使っている情報誌などをよく目にしますが、必ずしもそうではないのです。
豪州モナシュ大学の研究チームによれば、産後うつと妊娠中や出産後に母親が目にする広告や情報誌などのメッセージには関連が見られると報告されています。そして、専門家などによる社会的なメッセージは現実味がなく、母親に苦痛を与え、母親としての自信に混乱と偏見をもたらすものだと結論づけています。
そこで今日は、元看護師でマタニティケアの講師でもある筆者が、広告メッセージに振り回されないことの大切さついてお話します。
■過剰広告が及ぼすママの産前産後への影響
(1)「母乳育児をしましょう」
インターネット上に限らず、育児雑誌を含め、母乳推進の動きはこの10年以上加速しています。
一方で、現在の産後ママの母親世代はミルクが推奨されていた時代で、「母乳は時期を過ぎると栄養がなくなるから、ミルクに変えたほうがいい」といった意見をもたれている方もいます。
これに関しては、母乳の成分に栄養がなくなるといったことはないとの見解が出されているのですが、母親世代からすると、自分が子どもを育て上げた経験から譲れない部分であり、そういった実母や義母への母乳の理解を求めることに悩んでいるママは多いようです。
このようなママの多くは、インターネットや育児雑誌などを子育ての頼りにすることが多いかと思いますが、そこでさらに様々な情報に揺さぶられて苦しんでしまうことに……。
(2)「抱っこは沢山しましょう」
母乳に限らず、“抱っこによって愛情ホルモンのオキシトシンが分泌されることで赤ちゃんが安心し、心の安定にもつながる”という記事をあなたも見たことがあるかもしれません。そのため、抱っこの重要性を説く専門家や医師の声も多く耳にします。
ただ、こういった記事も時にママを苦しめている場合があります。