実はペンギンより遅い!? 眠ることがない!? 衝撃的なマグロの真実 (1/2ページ)

食材として人気の高い「マグロ」。養殖も可能になり水族館でもみることができるようになりましたが、一生泳ぎ続けなければならない宿命の魚なのはご存じでしょうか?
マグロは「えら」を動かすことができず、口から入ってくる水を頼りに酸素を得ているので、止まってしまうと息がなくなるので、ひたすら泳ぎ続けなければなりません。泳ぐ速さは時速80km! もかなり盛られた話で、じつはペンギンよりも遅いことが判明……。昼夜を問わず働き続け、「アイツはスゴい」と勝手に期待されたりと、サラリーマンのように苦労の絶えない魚なのです。
■休んだら負けかなと思ってる
魚が「えら」で呼吸しているのは、いまさら説明不要でしょう。ほとんどの魚は、
・口を開け、えらを閉じる
・口を閉じ、えらを開く
を繰り返し、水に溶けている酸素をえらから取り込みます。コイや金魚がえらをパタパタと開閉させているのもこのためで、もしえらが閉じなければ「流れ」ができず、取り込める酸素はごくわずかになってしまいます。
ところがマグロのえらは開きっぱなしで、自分で閉じることができません。まさに「閉まりのない」話で、口をパクパクさせても水は出たり入ったりを繰り返すだけで、肝心のえらには充分な水が流れません。そのためマグロはつねに泳ぎ続け、口から水を取り入れないと生きていられないのです。
じゃあマグロはいつ寝るの? というご指摘はごもっとも。人間と同じような睡眠はまったくせず、あるとして省エネモードに切り替わるだけ。ぐっすり眠るなど論外で、生きるために休まない、矛盾に満ちた生活を送っているのです。
人間が眠る理由はおもに「脳」で、神経が参ってしまう、の言葉通り、長時間働かせ続けるのが難しい器官です。ところがマグロの脳はさほどフクザツな構造ではないので、休ませ方もユルく、ヒトに例えるならぼーっとしている程度で充分。