ホラーの一大ジャンル「スラッシャー映画」の血まみれの歴史 (3/7ページ)
io9のシェリル・エディ記者は「スラッシャー映画は女性蔑視の傾向が見られるジャンルではあるものの、全体的に最低でも1人は有能で動ける女性キャラクターが登場する」と書いています。
確かに、キャーキャー騒ぐだけで観客が早く死んでほしいと感じる女性キャラもいる一方、男性よりも活躍する女性キャラも多いですよね。
感情移入できるファイナル・ガール(と恐ろしく記憶に残るヴィラン)をキャスティングすることが最も重要だということは、スラッシャー映画が再び脚光をあびるようになった『スクリーム』で証明されています。そして典型的な展開は、最初に悲惨な出来事を持ってくること。
例えば、ジェイソン・ボーヒーズがクリスタルレイクで溺れ死ぬ、フレディ・クルーガーがエルムストリートで子どもたちを殺しまくる、小さいマイケル・マイヤーズがハロウィンの日に姉を滅多刺しにする、大晦日やプロムの夜といったイベントのちょっとした悪戯が悲惨な結果をもたらすといった具合です。
そのイベントの後に、高校入学や大学入学を控えた年頃の主人公が登場するパターンが多いですが、彼女たちは過去の悲惨な出来事のことは完全に忘れてしまっていることがほとんど。そして、事情を知る人物が差し迫る危険を人々に訴えるも、それは得てして無視され、結局大惨事に発展します。

善意の忠告をするものの、変人扱いされてしまう。
スラッシャーの面白さは「この街は終りだ!」といった一見馬鹿げた主張にどのキャラクターが耳を貸すか? そして殺人鬼をどんな行動で避けるか? を見ることにあります。