新宿駅の土地は誰のもの? 京王線ホーム端の「貸付票」めぐるミステリー (4/4ページ)
一方、ルミネ新宿1がオープンしたのは1976年3月のこと。「新宿駅100年のあゆみ」(日本国有鉄道新宿駅編)にはこう記されている。
「これまでの南口の乗換は複雑で不便な点が多かったが、連絡設備の拡充で、小田急、京王線からの連絡がスムーズになり、混雑緩和にも大きな役割をはたすことになった」この2年半後、新線新宿駅ホームが供用開始される。1980年3月からは都営新宿線との直通運転が開始された。
ルミネ新宿1が乗り換えの拠点となることを見越して建設されたのだろう。
最後に。「家屋番号」30番1の登記簿情報を取得した。
そこに記されていたのは「木造かわらぶき2階建の店舗居宅」。大きさは小屋くらいで、ある女性の所有となっている。しかも所在は西新宿一丁目30番2。公図にそれらしき場所は見当たらない...。
次に「土地」の30番2を請求したところ、「該当なし」だった。
「不動産登記簿と現況は違っていることが多い」と大学時代に習ったことがあるが、まさにその通りだ。
新宿駅南口の権利関係の全貌を明らかにするどころか、謎はかえって深まる......。