なぜ貯金は「おろす」というのか?気になる言葉の深い意味を究明 (1/2ページ)

Suzie(スージー)

なぜ貯金は「おろす」というのか?気になる言葉の深い意味を究明

『走らないのになぜ「ご馳走」?: NHK 気になることば』(NHKアナウンス室・編、新潮社)は、以前ご紹介した『「サバを読む」の「サバ」の正体』の続編。

気になることばについてのアレコレを、やさしい文体でわかりやすく解説しています。

今回もまた、数字にまつわるトピックスを引き出してみましょう。

■1:なぜ貯金は「おろす」?

「腕をおろす」「腰をおろす」「旗をおろす」「こきおろす」「根をおろす」などなど、「おろす」がつくことばはたくさんあります。

基本的な意味合いは「上から下へ移す」ことですが、他にも多くの意味が。

「貯金をおろす」や「新品をおろす」は、「収めてあるものを取り出して使う」の意味。平安時代中期に書かれた『宇津保物語』には、「三合の米おろして食ひつつ、……点」とあるそうです。“三合の米を、しまってあるところから取り出して食べる”の意味だといいます。

■2:「二連勝」は重複表現?

そもそも「連勝」とは「続けて勝つこと、勝ち続けること」、「連覇」とは「続けて優勝すること」。

当然ながら、この「連」は“継続して”という意味。最低でも二回、二度以上続くことを表すということです。

ですから、二回連続した勝利・優勝だけを取り出してみれば、「連勝」「連覇」で事足りるはず。

なのになぜ、「二連勝」「二連覇」がこれだけ一般的に使われているのでしょうか?

「連勝」は「続けて勝つこと」なので、3回、4回と勝利を重ねても「連勝」と表現できます。どのくらい続けて買ったのかをわかりやすくするために、連続優勝した回数を2、3、4と数え、違いを表すのだそうです。

「二連勝」「二連覇」は二度目ということを強調していると考えれば、重複表現ともいいがたいといわけです。

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