保湿力が「ヒアルロン酸の3倍」も!サクランに注目が集まる理由 (1/3ページ)
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肌
秋から冬にかけて、乾燥が気になる時期です。
『朝時間.jp』がモニター654名を対象に行ったアンケートによると、普段のスキンケアに不満を抱えている女性は95 %以上。そのうち、大半が抱えている悩みが「乾燥」だったそうです。
お肌の乾燥を防ぐための有効成分として、注目を集めているのが「サクラン」。サクランには、ヒアルロン酸の3倍の保湿力があるとされています。
■絶滅寸前のスイゼンジノリから発見された希少な天然成分
サクランはスイゼンジノリから抽出される天然成分です。スイゼンジノリは九州の限られた地域でのみ育つ高級食材で、江戸時代には将軍家へ献上されていました。
ところが、河川などの環境の変化とともに年々収穫量が減少し、天然種はほぼ絶滅。養殖業も廃業の危機を迎えました。福岡県朝倉市の黄金川では、最盛期に年間約200トンだった収穫量が、約20トンにまで落ち込んだそうです。
そんな状況をなんとかしようと、朝倉市の養殖業者は日本全国の研究者にメールではたらきかけました。
それに応じたのが、北陸先端科学技術大学院大学の金子麻衣子さん。研究の結果、2006年にスイゼンジノリからサクランという成分が発見されました。
■純水で自分の重さの約6,000倍もの水を吸収する保水力
サクランの特徴は、なんといってもその保水力。純粋で自分の重さの約6,000倍の水を吸収することができます。
化粧品に使われる保湿剤として、普段よく耳にするものにヒアルロン酸がありますが、サクランはヒアルロン酸にくらべて、純水では約6倍、塩水では約10倍の保水性を示します。
また、サクランには“粘性が高い”という特徴があります。
サクランは1%濃度でキサンタンガムの4倍、ヒアルロン酸の80倍の粘性を示します。
さらに、サクランがもつ珍しい性質として、「逆チキソトロピー」があります。これは触れた瞬間に粘度が上昇するという珍しいもの。この性質が、肌にのせたときのしっかりしたつけ心地のもとになります。