【未来予想図2020】ホンダが考える「スマートモビリティ」、クルマだけでなくエネルギーも作る (4/4ページ)
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■ ホンダ流はエネルギーも作る

『スマートモビリティ』の普及は、国の動きも関わってくるため、なかなか大変のようだ。
ところで、実際、ホンダとしてはどんな形での事業化を考えているのだろうか?
<先程も申し上げた通り、『スマートモビリティ』にはエネルギーとの連携が必須です。なので、ホンダはエネルギーも作ります。
(上の図を差しながら)ダブルループと言っていますが、エネルギーを作るところでもCO2をゼロにする、という考え方です。>

<例えば、今度の東京モーターショーでは、『新型FCV』(燃料電池車)を発表しますが(画像上)、一方で水素を作る『スマート水素ステーション』も作ります。
実際は、イワタニ(岩谷産業)さんと共同でやるんですが、中の高圧水電解システムをホンダが供給します。
また、パワーエキスポーター(外部給電器)もつくります。これは、クルマが蓄電や発電した直流電力を、交流電力に替えて家庭用電源として使えるようにする装置です。
地震などの災害時に停電した場合、代替電力として使うことで『命をつなぐ』ことができます。>

<要は、クルマ単独ではないということです。水素を『つくる』、クルマで『つかう』、命を『つなぐ』といった、全体での事業化を考えています。
我々が目指しているのは、『スマートモビリティ』という手段を使って、新しい価値や社会を作ることなんです。>
ホンダが考える『スマートモビリティ』は、なかなか壮大だ。
後編では、さらに具体的に、EVやFCV、PHEVなどが、今後どのように普及していくかについて迫っていく。
【取材協力】
※ 岩田 和之 – 本田技研工業株式会社