【未来予想図2020】ホンダが考える「スマートモビリティ」、クルマだけでなくエネルギーも作る (1/4ページ)
最近話題の『スマートモビリティ』。
自動車メーカー各社が、EV(電気自動車、以下同)を使った実証実験を行っているニュースなどで、よく耳にする言葉だ。
CO2排出量を抑えるなど、環境も考えた“新しいクルマ社会”を示すキーワードだが、実際はどんなものなのか、いまひとつ噛み砕けて居ない方も多いことだろう。
今回は、そんな『スマートモビリティ』の実証実験を積極的に進めているメーカーの中から、ホンダをピックアップ。
超小型モビリティ『MC-β(エムシー ベータ)』の実証実験をはじめ、10月29日から開催される東京モーターショー2015で発表される、『新型FCV』(燃料電池車)などの話題も含め、ホンダが考える“未来のクルマ社会”に迫ってみた。
■ 地方都市で超小型EVを実験

今回お話を伺ったのは、『MC-β』の開発に携わり、現在は『スマートモビリティ』の事業化を検討する、本田技研工業・スマートコミュニティ企画室の岩田和之氏だ。
まずは、『MC-β』とはどんなクルマだろうか?
<国土交通省が設定を検討している、“超小型モビリティ”という新しいカテゴリーにミートさせた電気自動車です。軽自動車より下、原付4輪(4輪の原動機付自転車)より上の車両です。
EUでは、すでにL7というカテゴリーがあり、(『MC-β』クラスの)小型電気自動車も公道を走れます。
ですが、今のところ日本では、自治体が申請を出して認定された場合に限り、その自治体のエリア内のみで走れるといった感じ。現在は、さいたま市と宮古島市、熊本県で公道を使った実証実験をやっています。>
『MC-β』のボディサイズは、全長2,495×全福1,280×全幅1,545(各mm)と超小型。
だが、前後シートに大人2人が乗れ、後部座席がオフセットされているため、パッセンジャーも足を伸ばして乗れる快適性を実現。