子どもの血液に抗体ができる"血液型不適合妊娠"をご存知ですか? (2/2ページ)
ですから、血液型がRh(−)の女性は、それが何回目の妊娠なのか(流産や中絶を含めて)、正確に医師に申告する必要があります。
■ 妊娠中の検診と、予防法で重症化は軽減! 最近では、妊娠中に抗体ができているかどうか、採血で調べることができますし、また、予防法として、出産後72時間以内に抗体がつくられるのを予防する注射を行うことが一般的になってきているので、Rh式血液型不適合妊娠による重症の黄疸は極めて少なくなってきています。
■ 胎児の溶血生黄疸には要注意 Rh式血液型不適合妊娠において、妊娠中に胎児が溶血性黄疸にかかると、重症のときには極度の貧血になり、死亡してしまうことがあります。このような場合は早期に出産させて交換輸血を行うか、あるいは子宮内胎児輸血を行う必要があります。
子宮内胎児輸血には、超音波ガイド下に胎児の腹腔内に母体側の抗体によって溶血されないRh(−)の濃厚赤血球を注入する胎児腹腔内輸血法と、直接胎児の血管内に輸血する胎児血管内輸血法の2つがあります。 いっぽう、新生児の黄疸に対しては光線療法を行います。