卵は1日1つまではウソ? 臨床内科専門医に聞く、家庭医学の言い伝えのウソホント (1/2ページ)

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近ごろ、医療ニュースなどでよく、「これまでの医療情報は間違いだった。こっちの方が正しい」と言う情報を耳にします。

「医学は日進月歩です。新しい研究データが発表されるなどして、いままでは常識とされてきた治療法が検証される事例は多数あります」と話すのは、臨床内科専門医で正木クリニック(大阪市生野区)の正木初美院長。そこで、家庭医学でのうわさの真偽について、身近なケースを聞いてみました。
■けがの傷には消毒液は不要。へそのゴマはとるほうがいい

Q1 けがをしたら消毒して乾かす方がいい?

正木医師 × 

昔は、傷に消毒液をかけてティッシュペーパーでおさえ、手であおぎながら自然と傷がふさがるまで乾かす方がいいと考えられ、家庭でも行われてきました。

ですが、消毒液は殺菌すると同時に、傷を治そうとする細胞にもダメージを与えるので、より傷の治りが遅くなることがわかっています。

出血している場合は、清潔なタオルかティッシュペーパーで直接押さえて止血します。その後、傷口に付着した土や砂、ホコリなどの異物を水道水で洗い流すだけでかまいません。

傷口からは透明の滲出液(しんしゅつえき)という体液が出てきます。これには傷を修復して、皮ふを再生するために必要な細胞が含まれています。この滲出液が傷を覆って皮ふを再生さる治療を「湿潤(しつじゅん)療法」と呼びます。傷の治りが早く、傷跡が残りにくいというメリットがあります。

水で洗い流した後は、ドラッグストアで売っている湿潤療法用のばんそうこうやパッドで患部を保護し、傷が乾かないようにします。

ただし、刺し傷や皮ふの深い位置まで切れている傷、重い火傷などの場合は、患部の深くまで雑菌が入り込んでいることがあるので、医療機関を受診しましょう。

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