CDは多いのになぜ? 図書館にDVDが少ない理由 (1/2ページ)
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どの街でも見かける「図書館」。勉強する場所、静かにしなければ、とお堅いイメージが強いが、廃盤になったCDも借りられる頼もしい存在である。
図書館には音楽CDが豊富に揃えられているのに、DVDやBlu-Rayはあまり見かけないのはナゼか? 理由は著作権の違いで、CDの貸与(たいよ)権は規制がゆるく、営利目的であれば誰に貸してもOK。対して「映画」などには頒布(はんぷ)権があり、たとえ図書館でも著作者に無断で「貸し出し」「上映」できない。貸し出しOKなタイトルは非常に高価なため導入できる図書館が限られてしまうので、観たい映画は買うかレンタルがよさそうだ。
■映画か映画以外か、それが問題だ
CDはフツウに見かけるのに、DVDやBlu-Rayを置いてある図書館が少ないのは著作権、なかでも貸与(たいよ)権の違いからだ。
貸与権とは、著作者や演奏家、販売する会社が「誰かに貸す」のを制限できる権利で、レコードやCDの「音楽」の場合、日本の製品には、
・発売から1年間 … 権利者が専有できる
・1年以降 … 報酬を払えば許諾なしで貸与できる
のルールがあり、発売から1年以内なら権利者が貸与を拒否し「販売のみ」にすることもできるが、1年以上経過したものはちゃんと料金を支払えば、レコード会社などの許可を得る必要がなくなる。これは1984年に定められたルールで、レンタル料金の一部がアーティストたちに還元される仕組みになっている。
図書館で借りられるCDは、権利者に報酬を払わなくても良いのか? 借りるひとはタダなので、報酬を支払っているなら「図書館もち」のはずだが、
・営利目的ではない
・借りるひとから料金を徴収しない
場合は、権利者に無断で貸しても良いルールがある。これは「映画以外」の作品に適用され、CDやレコード、DVDやビデオテープなど記録メディアの違いではない。
海外作品は発売から1年間レンタル禁止が一般的なので、聞きたいCDが借りられない!と騒ぐ前に発売日を確認しよう。
■映画の貸し出しは「ご予算次第」
DVDやBlu-Rayに代表される「映画」の場合、制約が厳しくなる。