CDは多いのになぜ? 図書館にDVDが少ない理由 (2/2ページ)

学生の窓口

非営利目的で料金をもらわない場合も、無断で貸し出し/上映ができないのだ。

これは頒布(はんぷ)権と呼ばれ、個人で借りるレンタルだけでなく、映画館向けのフィルムにも適用され、目的や期間まで著作者の許可が必要になる。レンタルDVDを家族で観るぐらいなら許容されるだろうが、料金をもらわなくても不特定多数のひとがいる場所で「上映」すると権利侵害になる。公共機関であり料金無料の図書館でもこのルールは適用されるので、勝手に貸し出すわけにはいかないのだ。

うちの近くの図書館ではDVDも借りられるよ!というひともいるだろう。これも正で、それらの作品には、
 ・館内視聴
・館外貸出
・館内上映
のシールが貼られ、それぞれ〇か×が印字されているはずだ。これは、図書館が権利者と契約した証で、〇が付けられた方法に限り許される。

それなら図書館にもDVDを増やして!と思うのが人情だが、「映画」の場合は無料というわけにはいかず、図書館(=その自治体)は権利者に対して料金を支払わなければならない。これは「補償金」と呼ばれ、個人が買える/レンタルショップに並んでいるものとは別ワクの「補償金処理済み」版を購入しなければならない。ネット通販では数千円の作品が2万円弱!と高価なため、なかなか普及しないのが現状だ。

図書館にDVDやBlu-Rayが並ぶかどうかは「予算次第」。現状、はやく観たいひとは購入するのが近道である。
CDは多いのになぜ? 図書館にDVDが少ない理由
■まとめ
 ・「映画」と「音楽」では、著作権が違う
 ・音楽CDの貸与権は、非営利目的+無償の貸し出しが認められている
 ・「映画」の貸し出しや上映は、図書館でも権利者の許諾が必要
 ・貸し出しOKなDVDも存在するが、セル版よりも圧倒的に高価…

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