おそらく東京で最も美味しい「牛煮込み」を食べられるお店、月島の「岸田屋(きしだや)」 (1/3ページ)
東京の吞ん兵衛たちがこよなく愛する居酒屋メニューの1つと言えば「煮込み」。おそらくそれぞれの吞ん兵衛がそれぞれの愛する「煮込み」の味があり、どれが一番というのは人によって様々であろう。
まことしやかにささやかれている東京三大煮込みや五大煮込みというものには、森下の「山利喜(やまりき)」、千住の「大はし」、月島「岸田屋(きしだや)」、立石「宇ち多゛(うちだ)」、門前仲町「大坂屋(おおさかや)」の5つが挙げられている。
どのお店ももちろん甲乙つけがたいのだが、その中でご紹介したいのが、月島の岸田屋(きしだや)さんだ。
・お客を大切にする懐の深い接客
多くの有名店ではその忙しさのため、お客に対する扱いがともすると少し雑になってしまっている、といったお店を散見する場合もあるかもしれない。しかし岸田屋は違う。大女将も女将も、その他接客して頂く全ての女性は、非常に物腰柔らかく、丁寧にどのお客とも平等に接してくれるのだ。そのため常連とおぼしきお客様であっても礼節をわきまえており、清々しいまでの鮮やかなオトナなお客が多い。価格はお客様に嬉しい価格で、さらにお酒も料理も絶品、そしてお客様への愛情すら感じる接客、そしてそれに伴うように上品なお客がつく、そんな好循環が生まれているこちらのお店は、もはや居酒屋界の女王様と言っても過言ではない。
・絶対に頼むべき「煮込み」
さて最高の「煮込み」だが、これは必ず頼むべきである。もちろんモツが何らかの事情で体が受け付けないと言う方は除くが、単に好き嫌いのレベルであるのであれば、だまされたと思って食べてみてもらいたい。巷の居酒屋では煮込みのもととなるモツは豚モツが主流だ。しかしこちらのお店は牛。新鮮なモツに非常に丁寧な手仕事が加えられた煮込みは、まったくモツ特有の臭みはなく、それぞれのモツがもつ独特の歯ごたえと牛モツのコクをしっかりと味わう事ができる、絶品の煮込みだ。