飲むだけで運動した時と同じ効果が得られる薬の研究が進む(オーストラリア研究) (1/2ページ)
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画像はなぜかシュワちゃんでお届けするが(というかシュワちゃんの出身地オーストリアをオーストラリアと勘違いしただけの話だが)、服用するだけで運動した時と同じ効果が得られる薬剤の開発が大きく前進したようだ。あと数年で、座っているだけで運動したことになっちゃうそんな世の中がくるのかもしれない。
適度な運動は2型糖尿病、心臓血管疾患、神経疾患などの病気に対する最も有効な治療法である。そうは言っても、運動が苦手な人にとって、続けることはかなりしんどいことだろう。そんな人にもってこいのこの薬剤は、飲むだけで運動をした時の健康への恩恵がもたらされるという。
運動による筋肉の働きを正確に分析
オーストラリア、シドニー大学チャールズ・パーキンスセンターとデンマーク、コペンハーゲン大学の共同研究ではまず、4人のあまり運動をしない健康な男性に10分間激しい運動をしてもらい、その後の骨格筋の生体検査を行った。質量分析によって、タンパク質リン酸化という反応を調査した結果、激しい運動によって1,000以上の分子反応が起きることが明らかとなった。
変化の大部分は、これまで運動と関連付けられなかったものだ。こうした非常に複雑な一連の反応は、エネルギー代謝やインスリン感受性をコントロールする上で不可欠な役割を果たしている。
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「昔から運動によって人体の筋肉に複雑な変化が起きるとは考えられてきましたが、それを正確に突き止めたのはこれが初めてのことです。このブレークスルーによって、運動の効果を模倣する薬の開発が可能になるでしょう」とチャールズ・パーキンスセンターのノーラン・ホフマン博士はコメントする。
ほとんどの従来型の薬剤は個々の分子を対象とするものだ。