留学生から見ても日本は長時間労働の国?世界の「労働時間」実態 (2/3ページ)

Suzie(スージー)

ここでは、平均労働時間が短めのフランス、ドイツについて見てみましょう。

[フランス]:制限の範囲で長時間化も

フランスでは、労働法典で週35時間労働を基本と定められていますが、それほど尊重されていないのが実態。

フランスで働くケイティ(アメリカ出身)によると「わたしの知るところでは、ほとんどの人が週35時間よりも多く働いています」とのこと。

また、アメリカで働くクレメント(フランス出身)は「顧客志向の旅行、レジャー、ケータリングや宿泊といったサービス業には独自のルールがあり、休日出勤や残業もあります」、ケイティも「医療の現場など長いシフトが求められる仕事には、通常長時間労働のかわりに休暇もあります」と証言。

48時間/週という制限はありつつも、特定の業界では労働の長時間化も進んでいるようです。

[ドイツ]:週4日勤務が一般的

ドイツの平均労働時間はアメリカを下回っていますが、ドイツの大学に通うフェリックス(アメリカ出身)は、「それはドイツ人が仕事をしていないということではありません」と主張します。

「ドイツでは、効率がとても重視されます。アメリカでは一般的に週5日働きますが、ドイツでは多くの人々が週に4日しか働かず、金曜も休みです」。そのぶん集中して仕事をし、結果を出すことが求められている、といえます。

■日本:週60時間以上が一般的

日本の平均労働時間(2014年)は1,729時間/年で、OECD平均以下。しかし、日本で働くケイシー(アメリカ出身)は、日本ではいまでも長時間労働が一般的だと見ています。

「終身雇用制度がまだ根強く残っています。労働者は終身雇用と引きかえに、驚くほどの長時間勤務をこなしています。1993年に生まれた過労死(karo-shi)という言葉は、平均週60時間以上働くことで起こる過剰なストレスを原因としています。このことは、当時週60時間以上働くことがいかに一般的だったかを示しています」。

また、業界によっても、労働時間数は大きく違っているのが実情です。

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