1~2時間おきに目が覚める人は要注意!精神に恐ろしい影響が… (2/3ページ)

Suzie(スージー)

さらに3泊目が終わった後の調査では、(1)のグループのプラス感情の減りはもっと大きなものになっていました。

プラス感情の減退、抑うつ症状は不眠症によくみられる反応。つまり、健康な人でも状況や生活パターンによって疑似不眠症に陥ることが確認されたのです。

「眠りがこまかく中断されると、人はノンレム睡眠に達することができません。ノンレム睡眠は入眠後90分程度で現れる深く安定した睡眠で、心の健康状態を回復させる役割を担っています。(1)のグループでは、十分なノンレム睡眠が得られないために、眠っているあいだにプラス感情を回復することができないのです」

筆頭著者であるジョンズ・ホプキンス大学のパトリック・ファイナン博士は、そう分析します。

■出産直後のママは疑似不眠症になる?

では、こま切れに睡眠が中断する人とは、具体的にはどういう人でしょうか?

ファイナン博士によれば、それはナースコールのために待機している看護師や介護ヘルパー、そして赤ちゃんを持つママだというのです。

生まれたばかりの赤ちゃんは、1~2時間おきにおっぱいを欲しがって泣きます。おむつもすぐにぬれてしまうので、1日に15回替えることも珍しくありません。

新生児のママは、夜通し赤ちゃんの泣き声で1~2時間おきに起こされることになるわけで、まさにこの実験でいうこま切れに睡眠が中断する人そのもの。いつ疑似不眠症に陥ってもおかしくないのです。

このように、こま切れの睡眠がプラス感情をすり減らし、心の健康に著しい悪影響を与えることが研究で示されました。

プラス感情には、積極性や喜びといった感情だけでなく、思いやりや親切心など人とのかかわりに関するものも含まれます。

生まれたばかりの赤ちゃんのお世話をしている人は世界中にたくさんいます。でも、多くの人がしているからといって、決して「簡単なこと、誰でもできること」ではないのです。

そこには大変な困難があり、健康を脅かしているケースもあります。

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