「覚書」や「念書」を守らなかったらどうなる? (1/2ページ)

学生の窓口

会社の業務では当たり前のように使われている「契約書」。個人でもアパートを借りるときや、高額な買い物をする際に利用され、印紙や割り印、独特な言い回しの文面をみて「違反したらタイヘンなことが起きそう」と思うひとも多いだろう。


「覚書」や「念書」を守らなかったらどうなる?
世の中には覚書(おぼえがき)や念書(ねんしょ)も存在するが、これらを守らなかったらどうなるのか? 「契約」の文字がないので「さほど重要じゃない」と思われがちだが、題名の違い意味を持たず、法律的には契約書とまったく差がない。「契約書じゃないから」と安易な気持ちでサインしてしまうと、とんでもない義務をしょい込むこともあるのだ。

■タイトルよりも「実態」が優先
覚書はその名から「忘れないように」的なイメージが強いが、本来は契約書をかわす前の段階で用いられるもので、双方がすべき内容や合意事項を確認する意味で作成される。たとえば、
 ・A … 毎月〇〇円で、Bに仕事を依頼する
 ・B … 依頼された仕事の成果をBに納める
などだ。

対して念書はものを弁償する際などに使われ、
 ・AはBの治療費を支払う
と、一方がおこなうべき内容を記したものが一般的だ。
どちらも「契約」の文字は使われていないし、契約書にはみられる印紙も必要ない。そのため大した効力はないと思われがちだが、タイトルが覚書でも念書でも、署名/捺印すれば「必ず実行します」と約束したことになる。契約書と書かれていなくても、一方的に破棄することは許されないのだ。
契約書じゃないのに、なぜ破棄できないのか? 重要なのは書類の名称ではなく「内容」で、合意のもとで記された「約束ごと」には、果たす義務が発生するからだ。かりにタイトルが覚書でも、契約書と呼ぶべき内容であれば、印紙を貼り付けて「契約書」に格上げされることもある。

「「覚書」や「念書」を守らなかったらどうなる?」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る