重大病が見つかるチェックリスト「脱水症」 (2/4ページ)
では、チェック項目(ページ下部)を見てみましょう。
【1】は、冬はノドの渇きの指令が出にくいからですね。冬もこまめな水分補給が必要です。ノドの渇きを覚える前に水分補給するべきですが、ノドが渇くほどの脱水になった場合は、塩分なども含まれているスポーツドリンクを飲みましょう。
【2】夜間におしっこで起きるのがいやで、水分を控える方がいますが、これには要注意。夜間は水分をとらないので、どうしても夜間に脱水になりやすいのです。【3】~【5】は、部屋の温度と湿度ですが、ある飲料メーカーの調査によると、夏に比べて、冬のほうが部屋の湿度が低くなるため、皮膚から奪われる水分は2倍にも増加すると報告されています。【6】お酒を飲んだ時ですが、お酒自体は、水分補給にはなりません。お酒には利尿効果といって、体内の水分を尿に変えてしまい、尿の量を増やしてしまう働きがあるのです。一般的には、ビール1リットル飲むと、1.2リットルの尿になると言われています。ですから、お酒を飲んだ時は、脱水になりやすいので、きちんと水分をとりましょう。【7】~【10】のような兆候が出たら、脱水症の可能性があるので、すみやかに水分を補給しましょう。
冬の脱水は、夏よりやっかいなことが起こる可能性があります。それは、脳梗塞や心筋梗塞へ発展する可能性があることです。脱水が進むと、血液が濃縮され、ドロドロの状態になります。そして血管の中に、血栓という血の塊ができやすくなるのです。特に夜間は、水分をとっていないので、朝の血液はドロドロの状態と考えられます。そこに、冬の冷え込みによって、血圧の急激な変化が生じます。すなわち、ヒートショックと呼ばれる状態です。血液がドロドロの状態で、ヒートショックによる血圧の変化が生じると、脳梗塞や心筋梗塞に発展しやすくなるのです。真冬に明らかに脳梗塞や心筋梗塞になる人が多いのもこのためです。
そこで、冬の脱水症を脳梗塞や心筋梗塞へと発展させないようにするには、どんなことが大切なのか、考えてみましょう。