重大病が見つかるチェックリスト「熱中症」 (3/4ページ)

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そもそも、汗の源は血液なので、血液の量を多くしておくことで、汗をかきやすくなり、暑さに負けない、すなわち熱中症に強い体を作ることができます。信州大学の最近の報告でも、体の血液の量を増やすことで、汗をかきやすくなり、体温を調節する仕組みが高まるとのことです。

 では、血液を増やすにはどうすればいいのでしょうか。具体的には、「ややきつい運動を1日15~30分、1週間に4日以上行い、直後に牛乳のようなタンパク質と糖分を多く含む食品をとる」と効果があります

(牛乳が苦手の人は、別のタンパク質でもかまいません。ヨーグルトを小鉢1杯程度や、豚肉、鶏肉、大豆などでも効果があります)。

 また、ややきつい運動といっても、若い人ではジョギング、お年寄りでは早歩きでもかまいません。要は汗をかけばいいのです。 

 それを20代で1週間、30~40代で2~3週間、50代以上で4週間程度続ければ、体の血液の量が200~400cc増加するという報告があります。ただし、運動をやめると1~2週間で元の体に戻ってしまうので、継続することが大事です。熱中症対策だけでなく、夏バテ対策にもなり、夜もよく眠れるようになります。

 すでに、もう暑い季節に入っているので、こうした運動をする時は、水分をとりながら徐々に行ってください。汗をかいたら、水分だけでなく、塩分も補ってください。くれぐれもお忘れないように。

 本格的な暑さが訪れてきている今、最後にもう一つだけ言いたいのは、自分だけは熱中症にならない、という考えは捨ててください。熱中症で運ばれてきた患者さんからお話を聞くと、「まさか自分が熱中症になるとは思わなかった」という方がほとんどです。しかし、知識と理解、そして自己管理で、熱中症は予防できます。今年も暑い夏を乗り切りましょう。

「重大病が見つかるチェックリスト「熱中症」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2015年 7/16号重大病が見つかるチェックリスト森田豊熱中症社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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