ショック!生き返った人の39%が「死後も意識はあった」と証言 (2/2ページ)

Suzie(スージー)

多くの患者は具体的な詳細までは思い出せなかったとはいうものの、いくつかのテーマが浮上しました。

5人に1人が、時間の感覚が異なり、「遅くなった」「3分の1くらい高速化した」などと証言したのです。その間は、異常なほど平和な時間が流れていたそうです。

また一部の患者は、フラッシュや太陽光のようにとても明るい光をおぼえていると証言しました

他にも、恐怖や溺れているかのような境地にいたことを思い出した人もいます。13%の人は、彼らが自分の体から分離していたように感じていたそうです。

■脳のダメージで心停止中の記憶は曖昧になりがち

心停止中は死に限りなく近い状況ですが、蘇生するために使用される薬や鎮静剤によって少なからず引き戻される可能性はありそうです。そして、心停止に陥った多くの人も同様の経験をしていると考えられます。

もっと鮮明にさまざまなことを記憶していてもよいはずですが、蘇生のための鎮静薬やそもそも心停止の原因となった脳のダメージによって、心停止中の記憶は曖昧なものとなっています。

そのため、科学的に証明することが難しいのです。ただ、調査対象を増やしていけば、ある程度科学的に断言、証明することは可能だといえそうです。

ノッティンガム・トレント大学の研究心理学者、デビッド・ワイルド博士は、調査対象患者それぞれのエピソードをパターン化しようと試みています。それによって、「死後の世界」で本当は存在している意識について証明をしようとしているのです。

医学が進歩するにつれて、調査対象となる患者の数、種類も膨大に増えていっているのが現状です。この研究がもっとメジャーになって進んでいけば、「死後の世界」についてわかる日が訪れるかもしれません。

(文/スケルトンワークス)

【参考】

First hint of ‘life after death’ in biggest ever scientific study-The Telegraph

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