【パリ同時多発テロ】情報錯綜で悪質デマが蔓延…日本にも飛び火 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 今回のテロ騒動でもう一つ物議をかもしているのが欧米メディアの「kamikaze」発言だ。同時多発テロをめぐって、一部欧米メディアが自爆テロを「kamikaze」「kamikaze attack」などと表現。これに対してネット上では「神風特攻隊は国の為家族の為に戦ったのであり、一般市民を狙ったテロではありません」「戦時に敵に攻撃すること無差別テロは違う」「なんだか複雑」「(欧米メディアが自爆テロをkamikazeと表現することに対して)もう慣れたけど、慣れない。ほんと、やだ」と様々な声が上がっている。

 また一部のネットユーザーが「まるで日本がやったみたいやんけ」「安倍は抗議しろ」「(日本政府は)厳重に抗議すべき。テロリストと一緒にされてたまるか!」と怒りを露わにした。

「20年前と違って今は、SNSという個人が手軽に情報発信できるツールが普及しているだけに、情報の錯綜に拍車がかかりました。また欧米圏の現地ニュースが入手しやすくなった分、"kamikaze"表現がクローズアップされました。今回のテロを通じて、個人レベルから政府レベルに至るまで、インターネット時代における冷静かつ適切な対応が求められています」(報道関係者)

 錯綜する情報に惑わされず、くれぐれも冷静に判断・発言を。 

(取材・文/蒼木学)

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