重大病が見つかるチェックリスト「便秘」 (3/4ページ)
便秘がひどい場合に限り、下剤を使うことも考えます。また、排便する時の姿勢やいきみ方も見直してみましょう。便秘を防ぐには、排便の際に強くいきまないことが肝心です。上体をやや前傾させ、両肘を太腿の上に置く姿勢だと、直腸と肛門の角度がよくなり、便がスムーズに直腸に送られます。いきみ方は、腹筋だけに力を入れ、体全体(特に肩や背中)に力を入れないように。そして、とても重要なのは、かかとを床につけず、ほんの少し(約20度)上げることです。腹筋の力を直腸にかけやすくなります。ロダンの「考える人」のポーズを連想してください。
どのタイプの便秘であっても、症状が重い場合や、血便がある場合は、大腸がんや腸の癒着などの重篤な疾患のおそれがあるので、医療機関(内科、消化器内科)で診断してもらいましょう。ちなみに「便秘をすると大腸がんになる」という説は広く知られていますが、あまり気にする必要はありません。2007年に発表された厚生労働省の研究班報告によると、便秘がちの人とそうでない人との大腸がんの発生率に有意差はありませんでした。
そもそも便秘の定義は1つの目安であって、人によって異なります。毎日排便がないだけで不調な人がいる一方、1週間に2回程度でも快調な人もいます。要は日常生活の中で支障や変化があった場合、または、経験のない痛みや今までになかった症状が現れた時に注意が必要なのです。異変があれば、速やかに受診するようにしてください。