重大病が見つかるチェックリスト「便秘」 (1/4ページ)
日に日に寒さが募るこの時期は、体調管理が難しい時でもありますので、くれぐれもお体の調子にはご配慮ください。
といっても、今回は季節に関係ない「便秘」の話です。便秘といえば、ご存じのように女性に圧倒的に多いので、男性読者が多い週刊アサヒ芸能では今まで避けていたテーマですが、近年は高齢化が進み、男性の間でもひそかに増えていると聞きます。また、生活習慣病やがんなどの病気療養後、さまざまな生活上の制約がある中で便秘になる人が少なくありません。
便秘は、腹痛やおなかの張り、残便感といった症状のほか、全身のだるさやイライラ感を引き起こし、肌荒れ、食欲不振、めまい、頭痛、不眠の原因にもなり、ほうっておくと日常生活に悪影響を及ぼします。また、血便を伴う時は、重大な疾患の場合もあります。男性でも決して「たかが便秘」と甘く考えてはいけない、ということで、今回あえて便秘を取り上げてみました。
便秘とは、日本内科学会によれば「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」と定義されています。しかし、それはあくまで指標の一つで、一般的には自然な排便の習慣が乱れ、便が長時間腸の中にとどまり、不快に感じる症状が便秘なのです。厚生労働省の調べによると、便秘で悩んでいる人は全国で約479万人。高齢になればなるほど腸の働きも弱まり、便秘が常態化することにもなるので、今後さらに増加していくことが予想されます。
便秘になったら、まずは自分がどんなタイプなのかを知る必要があります。ということで、チェック項目(ページ下部)を見てみましょう。
【1】【2】【7】に当てはまる人はタイプ1「大腸の一部に通過障害があって起こる便秘」、【1】【2】【3】【4】に当てはまる人はタイプ2「大腸の蠕動運動に障害があって起こる便秘」、【1】【2】【5】【6】に当てはまる人はタイプ3「排便の仕組みが乱れて生じる便秘」の可能性があります。
腸管に腫瘍や癒着があり、腸の一部が細くなって便が通らなくなるために便秘が起こるタイプ1の原因は、大腸がん、腸の癒着、痔などで、ほうっておくと重篤な状態になるので、早めに専門医療機関の受診が必要です。