【研究結果】迷える大学生に! 自分探しの旅は「下級生」のうちにやるべき理由 (2/2ページ)
■「違和感」は放っておいてOK?
これらの結果はなにを意味しているのでしょうか? 2年生と4年生の差は「自己理解」、これを補えば4年生と同じスコアが得られることを意味しているのです。
上級生、つまり長い時間を経れば経験する「できごと」も増えるのは当然で、自分の長所や短所、なにがしたいのかなどは自然と情報が増えます。とくに就職活動は、はじめての「社会」とのつながりだけに、良くも悪しくも自分を知るチャンスになるはずで、場合によっては「あきらめ」のかたちで理解することもあるでしょう。対して2年生は半分の経験しかないのと同じですし、あきらめてもほかを試す時間があるので、「自分探し」には絶好のタイミング。4年生になってから「旅」に出ても、ほぼほぼ固まった自分があるので、2年生ほどの効果が得られないと考えるべきでしょう。
自己理解が高ければ自己開拓意識も強く、成功すれば「自分にもできる」と自己効力感もアップし良い流れに変わるので、はやいうちに「自分を知る」ことが重要になります。「小さい子には旅をさせろ」なんてことわざがあるように、「自分探しの旅に出るなら若いうち」が得と表現できるでしょう。
ただし自己違和感については、自己理解、自己開拓意識のどちらにも関連性が見いだせず、また学年によっても大きな差はみられませんでした。つまり感じるひとが多いわりに「だからなに?」な要素と表現できます。自分自身と「しっくりこない」と感じるひとも、違和感はガマンして「自分を理解する」ことに専念するのが良さそうです。
■まとめ
・自己理解が高いひとは、自己開拓意識も強い
・上級生になるにつれ、自己理解は必然的に高くなる
・「自分探しの旅」にでるなら、自己理解が低い下級生のうちが効果的
・自己違和感は、理解や開拓意識と関連性がみられない
(関口 寿/ガリレオワークス)