イヤイヤ期こそ見て!「赤ちゃん時代のアルバム」が持つ意外な効能って? (2/2ページ)
「あの子はもう離乳食をモリモリ食べているのに、うちの子はミルクしか飲んでくれない」
「あの子はもう立っているのに、うちの子はまだつかまり立ち」
「あの子はもうスプーンで食事しているのに、うちの子はほとんど手づかみ」
それらをクリアしても、5歳くらいになるとさらに
「あの子はもうひらがな46文字全部読み書きできるのに、うちの子はまだ自分の名前しか読めない」
「あの子はあんなにしっかりと自分の意見が言えるのに、うちの子はモジモジしてる」
こうして、モグラたたきのように次から次へと新たな悩み、心配事が噴出してきます。
■今から「軌道修正」しましょう
小さい頃から「○○ちゃんは○○が出来るのにどうしてあなたは出来ないの」と比較されて育つと、子ども自身も「僕は周りに比べて劣った人間だ」と感じるようになり、まだ幼児のうちから自分を好きになれない、自己肯定感の低い子どもになってしまいます。もしそういう育児をしている人は、今のうちに軌道修正しましょう。
アルバムをめくりながら「小さい頃はこんな風に泣いてばかりいたけれど、今はしっかりしてきたね。お兄さんになったね」と子ども自身の過去と現在を比べ褒めてあげましょう。自己肯定感は大人になってからつけることは難しいからです。
こんな話があります。
ある極小未熟児の子のママは、生まれた当時医師から死産かもしれない、生まれてきても数日で死んでしまうかもしれない、生きていても失明、その他の障害が残るかもしれないと告げられ、「ともかく生きて生まれてくれさえすればいい」と神様に手を合わせたそうです。
幸い命を落とすこともなく、失明もしませんでしたが、障害の可能性を払拭できない日々が続き、定期的に受診しながらの育児が続きました。そんなある日、子どもが2歳の頃、家の整理をしている時に出産時のアルバムを見つけました。そして、ハタと気づいたそうです。自分は我が子が2歳に成長したことに満足するどころか「○○ちゃんのように言葉を話せない」「運動能力は低い」とないものねだりしているということに……。
いかがでしたか。
親であれば、子どもが成長していつか「僕を産んでくれてありがとう」と言われたいですよね。これを言えるのは子どもが「自分は自分で価値がある」「人生を送ることは楽しい」と思っているからです。自己肯定感の低い子はそうなりません。
もし子育てをしていく中でついつい子供に不満や期待している自分に気づいたら、原点に戻るためにもアルバムを見返してみましょう。
【画像】
※ Rock and Wasp / Shutterstock