【最新AIの基礎知識①】山川先生、今ドキの人工知能って自分で学習するんですか? (2/5ページ)
今、目の前では直接分からない情報を“推定する”といった事ですね。
例えば、今現在のことで陰に隠れているものが何なのか分かるとか、未来のことが予測できるとか、過去の事で分からないものなど。宇宙の観測もそうです。遠すぎて分からないことを 推定するのも、やはり知的なことです。
あと、知能は元々、生物が“生き残るため”に使ってきたものですよね。エサがどこにあるか推定できるなど、知能が高い方が生き残る可能性が高い。
生物の場合、そういった知能は、生まれてからの経験や学習によって獲得してきました。遺伝的な進化も、環境に適応するために、いろんな事を試すことで遺伝子に変異が起こり、違うものに変化する。
私が作ろうとしている『汎用人工知能』も、基本的には同じことをやろうとしています。>
■ 何度もコードに巻きつく家事ロボットは使えない
いよいよ『汎用人工知能』の登場だ。
山川先生、
<では、『汎用人工知能』とは何かと言うと、言葉の通り、基本的には“何にでも使える”知能という意味です。
生物でも、いろんな事ができないとだめですよね。例えば、誰かの家を訪問する場合、
・歩く
・家のドアを叩く
・相手の気持ちが分かる
・家の中でいろんなものを見て認識する
などなど、様々な知能や能力を組み合わせて動くわけです。歩くだけなど、1つだけ得意でそれ以外のことが抜けていると、すぐに失敗してしまいます。
AIでも例えば、今(研究室で)使っているお掃除ロボットって、すぐ椅子の脚に挟まったりして遭難してしまうんですよ。
将来、家事ロボットと作るときに、それと同じじゃ困るじゃないですか。1時間毎に、何度も掃除機のコードに絡まるロボットなんて、使えない。
1度くらいは絡まってもいいけど、そこからちゃんと学習してくれないと、買い換えたくなりますよね(笑)。
つまり、学習することで、多面的な問題解決や困難を乗り越える能力を持つ。