芸能人も巻き込まれた裏社会の新しいシノギ"診療報酬詐欺"の実態 (2/2ページ)
実際に歯医者、内科などでは簡単に十万円以上の請求が可能であり、一回数千円の整骨院などでは数十回通った、と請求を行っていたのだ。保険証の明細が家に届くのだが、その診察の明細を見て知らない請求が多く含まれているが、実際にそれに加担した人間が報酬を受け取っているが為に、後ろめたさから警察に通報が出来ない為に発覚が遅れた。
患者は主に、先に上げた三戸組の関係者の口から複数の組関係者からも誘われている。その為に住吉会の他の組織も名前は上っている。住吉会の大きなシノギと一部報道されているが、これは組織を挙げてのシノギではない。組関係者独自の人脈から出来上がった事件だ。
患者の中には若手の吉本興業の芸人、マイナーミュージシャンなどもいる。また、それらの人脈で複数の芸能人も既に事情聴取された、と言われている。これらの人間は会社員では無い為に、国民健康保険、つまり国保だ。
上記に説明した様に、この為に国を狙った診療費詐欺と言われた所以だ。今回逮捕されているのは現在ではまだ16人であり、現状ではまだ捜査が続いている段階なので細かく書く事は出来ないが、年越しをする大事件である事は間違いない。現段階での逮捕者は16人だが、今後逮捕者は増えるはずである。
第二弾ではそれらを逮捕する予定であり、それによっては第三弾、第四弾と逮捕者が出るはずである。今まで国から金を騙し取る事件は国民金融公庫とか国の公的融資を騙し取る事が多かった。だが、最近では一回で多く取る事よりも、少なく何度でも取る事が増えている。オレオレ詐欺、ぼったくりなどはもう古く、金にならない事を裏社会の人間は既に分かっており、新しいシノギに取り掛かっているのだ。
整骨院などを舞台にした架空診療は昔からある古典的なシノギではあるが、これだけ大掛かりなシノギとは誰も想像しなかったであろう。
Written by 花田歳彦
Photo by K-SAKI(コラージュ)