子育てにも使える!「指示待ち人間」にならない部下を育てる接し方 (2/2ページ)
■部下が質問してきたらチャンス
部下が「お客様からこう言われているのですが、どのように対応すればいいですか?」と質問してきた場合、「どう対応してあげたら、お客様が喜ぶと思う?」と聞き返してあげましょう。
そして、部下が良い提案をしたのであれば、出来る限り取り入れてあげましょう。的外れな提案をしても否定するような言葉(“でも”“しかし”“~なのに”“出来ない”など)と“答えそのもの”を言わず、あなたが考えている方向に上手く導いてあげましょう。
こうすることで、あなたの考えがだんだん部下に伝わるようになります。これを繰り返すうちに、考え方の共有が出来るようになり、やがて少し曖昧な指示であっても、あなたの意図を読み取って対応してくれるようになるでしょう。
■新入社員なら自由度をもたせる
もしあなたが新入社員の教育係などを経験するのであれば、絶対にミスをしてはいけないところだけを伝え、それ以外のところは自由度をもたせ、新入社員がどのように対応するか観察してみましょう。
ガチガチにルールを決めてしまうと、将来、テンプレート型の対応しか出来なくなってしまいます。最初から臨機応変さを育ててあげるのが指示待ち人間にしない秘訣です。
いかがでしたか? 上司と部下だけでなく、親子関係でも使える場面があったのではないでしょうか。既に指示待ち人間になってしまっていると改善するには長い期間かかりますが、将来あなたがラクするためにも諦めずに頑張ってくださいね。
(鍛治田祐子)
【画像】
※ Iakov Filimonov / Shutterstock