プロ野球選手に気付かされる、人生二毛作の時代 (1/3ページ)
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「あなたは、その会社で一生働き続けられますか? その会社は、あなたを一生雇い続けてくれますか?」
デフレと共に打ち寄せてきたグローバル化の波は、日本の終身雇用制度を崩壊させてきた。
しかし、皮肉なことに日本人の平均寿命は延び続けている。
また一方では、年金支給開始年齢はどんどん上げられている。
冒頭の問いかけは、もしかしたら考えたくもないことかもしれない。しかし、一度は向き合わねばならない問題だろう。
そんなことを考えさせてくれたのは、プロ野球選手たちだった。
■ プロ野球選手の再就職事情
プロ野球選手達が引退後に、引き続き野球に関わった仕事を続けられる割合は僅か1割程度だという。
我々は、テレビに映り続けている元野球選手ばかりを見ているため、なんとなくプロ野球選手が引退したら各種コーチや解説者、あるいはタレントとして第二の仕事を続けているという印象を持ってしまうが、それはごく僅かなのだ。
一部は飲食店経営を始めて、“元(チーム名)●●選手の店”として、現役時代に獲得した知名度を利用することもあるだろう。
しかし、殆どの選手は家業を継いだりセールスマンになるようで、そのような再就職も年齢的に決して楽ではないようだ。
彼らが直面する第二の仕事探しは、これからは一般の会社員にとっても他人ごとではなさそうだ。
この様な事態に既に直面している人も、これから直面することを予測し不安がある人も、以下に紹介する野球選手たちから勇気をもらえないだろうか。
■ ■ケース1:元埼玉西武ライオンズ・森本稀哲氏
2015年11月23日、球界随一のムードメーカーとして“ひちょり”の愛称でファンから親しまれてきた森本稀哲(もりもと・ひちょり)氏34歳は、ファンの感謝イベントで、引退後の道として一般企業に入社したことを発表してファンを驚かせた。
野球好きなら誰もが知るひょうきん者だったため、第二の人生として芸能活動が予想されていたからだ。