臨床心理士が教える! 人の話しを上手に聞く「傾聴」の姿勢とコツ (3/3ページ)

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同情や感情移入は自分の思いが入る割合が高いですが、共感は相手の気持ちをそのまま感じ取ることです。

傾聴は最終的に共感を目指すものですが、難しいことでもあります。話しを聞きながら、相手が見ているのと同じ情景を映像で思い浮かべることがコツでしょう。イメージが湧くと、相手の気持ちがスッと腑(ふ)に落ちるときがあります」

「相手の話しに『どう答えようかな』と考えてばかりで、話半分に聞いていませんか」との藤永さんの指摘にドキっとします。共感してうなずきながら、それを態度で示すことや言い換えて伝える、そして感情を受け止めながら聞くことが重要ということです。

(岩田なつき/ユンブル)

取材協力・監修 藤永聡美氏。臨床心理士。中学生、高校生を中心にしたスクールカウンセリングや、子どもの発達相談の現場を中心に活動。また幼児期から学齢期の子どもをもつ母親の子育て相談を行う。

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