野々村元県議を絶対笑ってはいけないワケ|プチ鹿島の『余計な下世話!』 (1/2ページ)

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野々村元県議を絶対笑ってはいけないワケ|プチ鹿島の『余計な下世話!』
野々村元県議を絶対笑ってはいけないワケ|プチ鹿島の『余計な下世話!』

 野々村竜太郎・元県議が「初公判を欠席」ときいて皆さんはどう思っただろうか。「ああ、その手があったか」と思わず感心してしまった人もいるかもしれませんが、私は「ああ...やるかも」と感じたのです。

 あらためて説明すると、「政務活動費約913万円をだまし取ったとして詐欺などの罪に問われた元兵庫県議の野々村竜太郎被告」の初公判のことだ。野々村氏は出廷せず、裁判は延期された。「精神的に不安定」という理由。主任弁護人は法廷で「今朝、家を出た際にマスコミ関係者と鉢合わせしてパニックになり、家を出られる状況ではなくなった。裁判を欠席したいという連絡がメールであった」と説明した(朝日新聞)。

 この人は「笑ってはいけない人」なのです。その思いを今回あらためて強くした。去年のあの「号泣会見」をみたとき、とてもじゃないが私は笑えなかった。しかしワイドショーなどではあの映像が出るたびにみんなゲラゲラ笑っている。その温度差を指摘するために当コラムですぐに書いた。

※野々村竜太郎元県議は笑ってはいけない人か!? プチ鹿島の『余計な下世話!』

 笑ってはいけない理由として、

・程度の低いクレーマーの匂い
・妙な被害者意識の強さ
・自分の権利行使には熱心

 など、そのガチッぷりを書いた。決してキャラが面白い人ではない。

 最初におや? と思ったのは去年の会見の冒頭だ。野々村氏は集まった記者に対して「名刺をいただけますか」と要求していた。「今ですか?」と記者たちが困惑していたにもかかわらず。あの名刺要求は牽制に思えて仕方なかった。で、そのあと号泣である。よく聞くと「やっと議員になれたのに」と言っていた。

 なぜこういう人が当選したのか。調べてみると、出馬するたびに最下位ばかりだった野々村氏が初当選したとき「西宮維新の会」を名乗っていた。メンバーは野々村氏1名。「大阪維新の会」「日本維新の会」(当時)とはまったく関係がない。当時の維新ブームに便乗したのだ。こういうことを平然としちゃう。

 で、今回の初公判はまさかの欠席である。ブログではマスコミに出廷妨害をしないよう長々と書いている。権利意識の高さは相変わらず。唖然というか呆然というか。

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