知らないとマズい! 「マイナンバー」が始まったら何が変わるの? (2/2ページ)
■いっぱい稼ぐと支出も増える
そもそも扶養控除とは何でしょうか? 小さい子どもは自分で生計を立てられないのが当たり前で、それを補う意味で税金が安くなる仕組みなので、バイト代が多ければ「そのお金で生活できるでしょ?」と判断され、扶養家族ではなくなってしまいます。その上限の目安が年間103万円、これを超えるとまず保護者の税金がアップします。
保護者はまず所得税の控除が減り、収入が増えたのと同じ扱いで住民税も増額、収入やほかの控除によって異なりますが、年収400万円なら約14万円アップが目安になります。
学生本人はどうなるでしょうか? 目安となる年収と発生するイベントをあげると、
・100万円以上 … 所得税
・103万円超 … 住民税
・130万円超 … 国民健康保険
が発生し、支出が増えることになります。
マイナンバー=増税のように聞こえるかも知れませんが、保護者と扶養家族の収入が「はっきり」わかるようになるだけで、税金や保険のシステムは何も変わりはありません。繰り返しとなりますが、アルバイトで高額を稼いでいたのに税金の通知が来ていなかったひとは「見落とされていた」だけの話で、あるべき姿に正された、と考えるべきでしょう。
サラリーマンが副業すると会社にバレる的な話も聞きますが、マイナンバーでわかるのは「金額」だけで、勤め先が公開されることはありません。もしバイト先からマイナンバーの確認を求められなかったら、なにか「訳あり」な企業かも知れませんので注意したほうが良いでしょう。
■まとめ
・マイナンバーによって保護者と扶養家族の収入が確実に「ひも付け」される
・税金や保険の制度はまったく変更なし。増税されるわけではない
・バイトで高額を稼ぐと、保護者は控除が減り、自身の支出も増える
(関口 寿/ガリレオワークス)