あの銅像もウソ!? 二宮金次郎は「盛られたヒーロー」だってほんと? (2/2ページ)

学生の窓口

この物語では牛を引きながら勉強する少年が描かれ「勤勉」を表現しているのですが、文化が違う日本では違和感ありすぎ…そこで二宮金次郎をベースに、薪を背負いながら勉強する着物の少年と「日本バージョン」にリメイクされたのです。

■本の口絵で大ブレイク

二宮金次郎の銅像は完全なフィクションなのでしょうか? 寸暇を惜しんで勉強したのは事実でしょうが、この姿は「あり得ない」とする説も多く、残念ながら「架空」と表現すべきです。

指摘の多いポイントは薪を「背負う」姿で、小田原なら天秤棒、つまり水平にかついだ棒に荷物を「ぶら下げる」のが一般的と言われています。また、集めていたのは小枝ほどの柴(しば)だったという説もあり、「薪」「背負う」ともに盛られた話のようです。

また、体格的に「二宮じゃなくね?」とする記録もあります。なんと180cmもの大柄な人物だったからです。

銅像は「14歳」のときとされているのに対し、二宮金次郎は身長180cm、体重90kg以上と、現代でも「大柄」な人物だったとする記録があり、これが本当なら銅像の二宮は「小柄すぎ」で、170cmはあっても良いのでは? と言われているのです。立派な体格では荷物も軽そうに見え、「楽々」では美談になりませんね、これも「演出」と考えれば合点のいく話です。

銅像の姿が定着したのは明治24年のことで、火付け役は幸田露伴(こうだ ろはん)先生の著書「二宮尊徳翁」、薪を背負った少年が山道を歩く姿が口絵に描かれているのです。本がA4サイズと仮定すると身長は150cmぐらいが妥当でしょうか…モチーフも荷物も体格も違うとなればダレの話?感でいっぱいですね。かなり「盛られた」ヒーローですが、困難に負けず勉強する姿は見習いたいものです。

■まとめ

 ・二宮金次郎の銅像は、教科書用に描かれた「架空」説が強い

 ・海外の物語をリメイクした「日本バージョン」

 ・体格や荷物の運び方など、違和感ポイント多数あり

(関口 寿/ガリレオワークス)

「あの銅像もウソ!? 二宮金次郎は「盛られたヒーロー」だってほんと?」のページです。デイリーニュースオンラインは、有名人豆知識歴史雑学カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る