右脳派とか左脳派とかないから。脳に関する8つの誤解 (3/5ページ)

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年を取ると人間は社交性や感受性があがるのだ。現代医学では「計算・論理性」を主に測定する為、こういった事実は今まで明らかにされてこなかったことである。

 近年の研究により「年配の人は若者に比べると語彙が豊富である」という結果が出ている。また、年配の人はそうでない人に比べ人生に幸せを感じており、人間関係も良好である場合が多いのだそうだ。つまり年配の方の脳内にはこれまでの経験の全てである「問題とその解決策」がふんだんにデータベース化されており、正しい判断を下す能力に長けているのだ。学者はこれを「コグニティブ・テンプレート(認知テンプレート)」と呼んでいるが、いわゆる「おばあちゃんの知恵袋」ってやつだ。

5.「クラシック音楽は脳をより知能的にさせる」は誤り

 一時期もてはやされたクラッシック音楽のα波効果だが、自分自身(もしくは自分の子ども)にクラシック音楽を聞かせても、IQに何の変化も及ぼさない事が分かった。

 1993年の研究によると確かに「モーツァルトを聴くと人間の空間認識能力があがる」という結果がある。しかし、これを詳しく見てみると「空間認識能力だけ」の事であり、しかもその持続時間はたった15分間だけだったそうだ。2010年に再度同じ条件で行われた実験では40人の被験者が選ばれたが、同じ現象を観測する事は出来なかったと言う。

 結局クラシック音楽は「好きだから聴く」ものであって、好きなら癒し効果も高いであろう。だが「賢くなる為に聴く」というのは間違いなのである。

6.「クロスワードパズルは脳の判断力を上げる」は誤り

 いわゆる脳トレの一種だが、全米エージング研究所の神経学者モリー・ワグスター氏がニューヨークタイムズ誌に語ったところによると、「人生を通してクロスワードパズルや数独を趣味としている人は、そうでない人に比べて優位性が有るわけではない」としている。

 結局、クロスワードパズルが得意な人は「ただクロスワードパズルが得意な人」であって、それ以上でも以下でもないのだ。

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