【心理学のプロが教える】「イヤイヤ期」が数多くのママを苦しめる理由 (2/2ページ)
まじめな性分ゆえに、“子供の成長を母親としてしっかり受け止めなくてはいけない”と感じやすく、それに沿った行動が取れないと自分を強く責めてしまいます。
そんなママは、イヤイヤ期がポジティブな成長なのだと分かっているからこそ、それをネガティブに踏みにじってしまう自分がイヤでどんどん苦しくなってしまうのです。
そんなときどうしたらいいのでしょうか?
■ホントに苦しくなってしまった時のアドバイス
人間は相手にされたことを繰り返す傾向があります。つまり、“叩かれたら、叩き返す”のような感じです。
それゆえ、魔の2歳児の強いイヤイヤに対し、ママもダメと強く跳ね返したくなるのですが、ご存知の通り、“倍になって”返ってきます。いったん、その連鎖がスタートしてしまうと、母子共に収拾がつかなってしまうんですね。
なので、本当に苦しくなったら、怒鳴り返すよりはスルーする方がずっと賢明です。他の部屋(キッチンなど)にまず身を引き、物理的にお子さんから離れるのもいいでしょう。そこでチョコレートを食べてお茶でも飲めれば、かなり気持ちがリセットされるはずです。
しかし、なにより効果的なのは、自分への厳しさをゆるめてあげることです。
心理学では「○○すべき」「○○しなくちゃダメ」という思いは、ストレスを引き起こす第一要因であると言われています。イヤイヤ期にママが“どんなことがあっても子供を受け入れるべき”と自分に強いプレッシャーをかけると、それができなかったときにどんどん辛くなります。
人間は、ロボットでもないし、コンピューターでもありません。ときに取り乱したり、言い過ぎたり、うまくできないことがあるんです。
「こんなこともある」「またやっちゃった」と失敗することもある自分を許容してあげる気持ちが、本当に苦しい状態から抜け出すためのなによりの処方箋です。あなただけではありません。イヤイヤ期は、どんなママもたくさんの失態をしていますよ。
いかがでしたか?
正論や理想像を求めすぎてしまうと、育児は味気ないものになってしまいます。あなたらしくていい。失敗してもいい。それが日々の育児の彩りになっているのですから。
【著者略歴】
※ 佐藤めぐみ…専門家ライター。育児相談室『ポジカフェ』主宰。最新心理学を用いた叱り方メソッド、やる気アップ法、育児ストレス診断などが専門。著書に『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』など。
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