「歩きスマホ」に「フェイクスマホ」、現代病「スマホ依存症」を読み解く (2/4ページ)

FUTURUS

そのうち、食事中にスマホを見ていることも、行儀が悪いとは思われなくなるだろう。

このような人たちは、歩く時は歩く、食べるときは食べる、というようにけじめを付けることが難しくなっている。

■ スマホがリアルなコミュニケーションを阻害する

(c)すしぱく

このように“スマホ依存症”になると、“ファビング(Phubbing)”という、リアルなコミュニケーションを阻害する症状が現れるから注意が必要だ。

つまり、スマホの画面が気になって、今そこでリアルに行われている会話や会議、指示といったことが上の空になってしまうという症状だ。

私は以前、休憩時間にカフェで読書をしていたとき、隣のテーブルにほぼ間違いなく“営業マン”といったスーツ姿の男性二人が座った。

営業途中の一服なのだろうと眺めていたら、明らかに後輩か部下らしい若い(まだ学生っぽかった)男性が、座ると同時にスマホを取り出しいじり始めたのだ。先輩らしき男性が話しかけると、驚いたことにその若い男性は、スマホから顔を上げもせずに「ええ、ええ、ああ、はい…」的な、気のない返事をしていた。

先輩らしき男性が怒るかと他人ごととして期待したが、すぐに自分の手帳を取り出して、次のアポの確認かなにかをし始めた。既に若い男性に対しては、何も期待していなかったのかもしれない。(あるいはその先輩も、後輩の行動に何も疑問をもたないほど、馴染んでしまっているのか……。)

“歩きスマホ”や“ファビング”以外にも、スマホ依存が高まると、ブルーライトを見過ぎて睡眠障害になったり、長時間頭を下げた姿勢で肩こりや頭痛、酷ければ“ストレートネック”といった症状も出る可能性がある。

また、ずっとスマホを持っているために指が変形してしまい、しびれや痛みを発する“テキストサム損傷”という症状も出ることがある。

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